【ワイナリー】ヴィラデストワイナリー

ヴィラデストは、エッセイスト・画家の玉村豊男さんが自ら飲みたいワインをつくりたいと、見晴らしの良い土地に築き上げたワイナリーです。ぶどうは、自社畑をはじめ、長野県内で生産された原料を100%使用。醸造面では最新の知見と昔ながらの手づくりを合わせて、ぶどうの持つ個性を最大限に引き出し、風土を反映した世界に向けて発信できるワインづくりを目指しています。

カフェとショップは1月、2月はお休みをいただいていますが(3月1日オープンです)、セラー内作業など冬の仕事を着実に進めています。

御堂地区の畑

御堂地区の畑は、ヴィラデストをはじめ、10軒のワイナリーや農家が入る計27ヘクタールの“ワインブドウ団地”で、対岸のメルシャン・マリコワイナリーに並ぶ本州最大規模の一面のワインブドウ畑です。今年中には畑の一角にワインの試飲・販売施設を東御市が建設する予定で、一般の方が訪れることができる場所にもなります。

ウイヤージュ(補酒)

今のところ気温は比較的高めで(といっても-5℃くらいまでは下がります)、雪も少ない冬ですが、例年、1月末頃は最も冷え込む時期ということもあり、現在はセラー内でワインのラベルを貼るなどの作業が中心です。また、昨年仕込んだワインを樽で熟成していますが、2週間に一度は、蒸発して減ってしまうワインを補って、樽が満量の状態にする「ウイヤージュ(補酒)」を行います。樽の上部に空間があると、酸素を好む産膜酵母が増えて、オフフレーバー外部からの臭気成分の付加や、元来含まれている香気成分の化学変化やバランスの変化により、本来その食品が持つ匂いから逸脱した異臭)の原因になるからです。

剪定作業

2月になると太陽の光が少しずつ強くなってきますので、悪天候でなければ畑にでて剪定作業を行います。剪定作業は、前年に伸びた新梢を切り戻し、樹形の維持や着果量の調整などにつながる作業で、今年だけでなく今後数年にわたってブドウの生育に影響を及ぼす大事な作業です。

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